結婚相談所には大変多くの会員が登録されていて、その分、条件に合う人がいるはず！と期待に胸を躍らせて入会する方も少なくありません。

しかし現実は

「私の条件に合う人がなかなかいない」

と思われている方が主観ですが多いように思います。

条件はあってかまいません。しかしその条件は本当にあなたが幸せになれる条件なのでしょうか？

・若い女性がいい・高収入（年収1000万円以上）の男性・親との同居はイヤ・一人っ子の男性はNG・一度も家庭を離れたことのない人は無理・コミュニケーションが苦手な方はNG・家庭に入ってくれる人などなど、男女問わずみなさん思い当たる筆頭にあげられる条件です。

この条件は一つではなく、いくつもの条件を兼ね備えていなくては、眼中にないという方も多く、いつのまにか、大切なパートナー探しが「条件探し」になってしまっています。

こうなると、どんなに良い方でもお見合すら受けなくなってしまったり、お見合いの席でもマイナス面ばかりさがして不機嫌になってしまったりと、人を見る事がなくなってしまいます。

実は過去に条件が全てという会員さんがお一人いました。

自分の条件（外見、年収、親との同居の有無など）に当てはまるかどうかを相手側の担当者に事前に確認して欲しいということでした。その数なんと・・・１００名近く。

結論からいいますと、話し合いの末、退会されました。

このように極端な例は後にも先にも一例だけですが、非常に頑なな方はいらっしゃいます。

なかなか真剣交際まで進まない方や、何年も婚活をされている方は、一度条件を全て書き出してみてください。そしてその条件に優先順位をつけて、全体を見直してみましょう。

「この条件はそんなに特に必要ないかも」「この条件はもう少し緩くできる」「この条件だけは譲れない」などのように、条件の整理が出来てきます。

婚活でいちばん大切な「会って感じるお相手の人柄とフィーリング」を素直に感じるためにも、条件に縛られた出会いはあなたの一番大切なこころの部分を置き去りにしてしまう可能性があることを、今一度理解して、こころを触れ合わせる活動を楽しんで欲しいと思います。