交流分析

交流分析とはアメリカの精神科医エリック・バーン博士が提唱した、観察することができる「行動」に焦点を置いた哲学を持った心理療法のひとつです。

人の心の構造やコミュニケーションの構造をわかりやすい言葉と図示により分析します。分析対象を「交流」から読み取り「構造分析」「対話分析」「ゲーム分析」「脚本分析」の4つの分析を基本とし、その基礎に「ストローク」「時間の構造化」「人生の基本的立場」の3つの理論があります。

交流分析では人の心は5つの自我状態で構成されているとしています。まずは自分の自我状態を知ることから始まります。
《CP》厳しいけれど正義の味方のお父さん
《NP》暖かくやさしいけど、少し甘やかし気味のお母さん
《A》 論理的、客観的なしっかりものの大人。
《FC》自由奔放でワガママだけど創造力のある子供
《AC》従順で協調性のある、少し引っ込み思案な子供

心理テストであるエゴグラムは人間関係の心理学理論に基づいて作られた性格診断テストで、とても信頼性が高いテストです。どのキャラクターが一番強いか、または弱いかにより、性格や行動の特徴がわかります。自分の自我状態のバランスを知ることで、他者との交流について洞察していきます。

〇〇○ではエゴグラムによる自我状態を知ることができ、交流分析をもってコミュニケーションの苦手な部分を改善していきます。お相手との関わり方も交流分析で理解していくことで、自然な関わりが起こるようになっていきます。

交流分析の哲学としての『自分の運命は自分で決められる。その決定も自分で変えることができる』を体感していただけることと思います。